

小売業の回復力を証明
「Main Streets Across the World:第33版」では、小売業の短期的な見通しと、世界の都市部におけるトップクラスの立地について、賃料とランキングの推移を報告しています。さらに生活費の逼迫やeコマースの変化など、小売業において注目すべき主要指標やトレンドについても分析をしています。世界的なパンデミックの影響から世界が脱却しつつある中、一等地の商業地は回復を続け、昨年はほぼプラスの賃料成長を記録しました。
- 世界全体では、過去12ヶ月間の平均賃料は4.8%上昇し、前年の3.7%上昇を上回りました。
- 2023年はアジア太平洋地域が5.3%増で世界をリードし、前年の1.1%増から大きく改善しました。
- アジア太平洋地域では首位の香港に次いで東京が2番目に高額な路面店立地とランク付けされています。
- 欧州も、2022年第3四半期の前年同期比0.9%増から2023年第3四半期には同4.2%増と加速しましたが、この高い成長率はトルコの例外的な伸び(これがなければ欧州の成長率は年平均2.1%増)に牽引されたものです。
- 米国は、支援的な財政政策に牽引された昨年の17.0%から、より持続可能な3.2%へと減速しました。
Source: Cushman & Wakefield
賃料水準が通常Zone1として報告される場所では、他の地域と比較できるように賃料を標準化しています。
本レポートがご参考になれば幸いです。 小売業のビジネスチャンスと課題についてさらにお聞きになりたい方は、以下の担当者までお気軽にお問い合わせください。