注)Cushman & Wakefieldが米国本社で発表したリリースの和訳版です。
- サイエンス・ベースド・ターゲット(SBT)イニシアチブ認定を取得。
- 顧客と協力して2050年までに目標を達成すると誓約。
グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町、C&W)は、本日、サイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ(SBTi)に認定された野心的な温室効果ガス(GHG)排出量の削減目標を発表しました。さらに、「企業版1.5ºC目標(Business Ambition for 1.5ºC)」キャンペーンに賛同することで、C&Wは、2050年までにバリューチェーン全体でネットゼロエミッションを達成すると誓約しました。
C&W の会長兼CEOであるブレット・ホワイトは、「建物は世界の二酸化炭素排出量の大部分を占めます。不動産業界にとって持続可能な未来を形成する上で、当社が重要な役割を担っていると認識しています」と述べています。
C&Wは事業活動における排出量を、2030年までに2019年比50%削減することを約束します(スコープ1および2)。スコープ1には直接排出、スコープ2には購入した熱や電気からの排出が含まれます。
科学的根拠に基づくこの目標は、企業活動による排出量を削減するだけでなく、C&Wが管理する世界有数の不動産所有者およびテナントの施設も対象としています。
また、スコープ3のバリューチェーン排出量の70%を占める顧客企業と協力して、科学的根拠に基づく彼らの目標を2025年までに設定することを表明します。当社の排出量の約99%は管理している顧客施設からのものであり、自社施設にとどまらず持続可能な未来のビジョンを実現していきます。
C&Wの排出量削減目標はSBTiに認定されました。
さらに、2050年までに、温室効果ガス排出に寄与するすべての直接的および間接的なビジネス要素(スコープ1、2、3)を含む、バリューチェーン全体でネットゼロエミッションを達成することを誓います。そして、「レース・トゥ・ゼロ (Race to Zero)」キャンペーンおよび産業革命以前から気温上昇を1.5℃に抑えることを目指すSBTiのBusiness Ambition for 1.5°C pathwayに参加しています。これは、気候変動による壊滅的な影響を回避するために、気候科学の枠組みを用いてネットゼロを達成するための世界的な取り組みです。
C&Wのグローバル・プレジデントであるジョン・フォレスターは、次のように述べています。「事業用不動産業界のリーダーとして、環境対策には気候科学に沿った大胆な取り組みが必要であると理解しています。今回のコミットメントは、当社およびお客様の環境への影響を軽減し、気候変動の影響を緩和するための継続的な取り組みを促進するものです。私たちには、自分たちの組織を継続的に評価し、意図した結果に対して責任を負う機会と責任があります。私たちの仕事は現在の瞬間を超えて、何世代にもわたって影響を与えるものであることを認識しています。」
このたび発表した目標は、C&Wが長年にわたり取り組んできた、不動産のライフサイクルにおける自社の環境負荷の低減に加え、サプライヤーや顧客の環境負荷の低減にもつながるものです。C&Wは2020年、スコープ1および2(市場ベース)の排出量の絶対値を1.1%削減、スコープ3の排出量の絶対値を2.5%削減、オフィススペース100万平方フィートあたりのスコープ1および2の排出量の合計を14%削減することを達成しました。また、顧客と協力して、2020年に米国で370万平方フィート以上の施設スペースにエネルギーおよびサステナビリティに関するサービスを提供しました。詳細は、当社の2020年CSRレポートでご覧いただけます。
C&Wの温室効果ガス排出量削減目標とネットゼロコミットメントについては、こちらをご覧ください。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。約60カ国400拠点に50,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタル・マーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2020年の売上高は78億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。
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