コールドチェーン(低温物流)セクターは、医薬品やワクチンの輸出入の機会の増加に加え、Eコマースやフードデリバリーサービスの急増により、ここ数ヶ月で牽引力を増しています。アジアの多くの地域では未だ発展途上のマーケットが存在するものの、COVID-19を背景としたセクターの将来性の高さから、一部の投資家はブラウンフィールド(既存物件)やグリーンフィールド(開発プロジェクト)を含む様々な投資の機会を探索しています。成熟市場・新興市場の双方において潤沢な待機資金が存在していることも背景に、このニッチなアセットへの投資意欲を後押ししています。
本レポートでは、アジア太平洋地域において冷蔵倉庫の需要を牽引する主な要因と、この分野への投資機会について分析しています。
アジア太平洋地域のコールドストレージ物流:ワクチンとEC需要の波に乗る急成長セクター
Shaun Brodie • 9/12/2020
関連インサイト
Insights
アジア太平洋地域 データセンターアップデート:2023年下半期
アジア太平洋地域のデータセンター市場の稼働容量は10GWの大台を超え、2023年下半期には約800MWの新規供給が追加され、地域全体の稼働容量は10.6GWに達しました。アジア太平洋地域全体で3.9GWが建設中、9.4GWが計画中であり、前回の更新時から約90万MW増加しています。
19/02/2024