- 店舗の機能は、販売からブランドのファン層を育成する拠点へと舵きり
- 新宿が賃料上昇14.8%を記録、日本第二位のリテール市場を確立
- 唯一無二の宿泊体験を可能にするリテール主導型ホテル広がる
グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド株式会社(本社:千代田区永田町)は本日、日本の目抜き通りリテール市場に関するレポート「プライム・リテール・マーケット・アクロス・ジャパン:ミレニアル世代とインバウンドに向けた路面戦略の変化」を発行しました。本レポートでは、賃料ランキングに焦点を当てながら、新たな消費世代と増加したインバウンド観光客に対応すべくリテール市場が変革を続けていることが再確認されました。
新宿が第二の賃料市場に、体験促進が市場牽引
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの日本リサーチ責任者である鈴木英晃博士は次のように述べています。「既に多くのリテーラーが、路面店舗を“収益のためのセールス拠点”としてではなく、“ファンのコミュニティを形成させるブランディング拠点”として捉えています。その背景には体験と交流を重視するミレニアル世代とそれに続くZ世代への対応があります。いかに人々とのコラボレーションを促進できるのかが事業者の成功要因となっていくことでしょう。」
さらに、ラグジュアリーブランドのオンライン戦略に代表されるように、デジタルコミュニケーションに直結した環境を提供することはもはやリテーラーにとって欠かせません。ミレニアル世代消費者の購買を促す「体験できること」、そして「インスタ映えすること」を上手く活用する重要性が増しています。その結果、日本の路面店においてもこれら要素を重視したポップアップ店舗の展開が増加しています。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの日本リテールサービス責任者である須賀勲は次のように分析しています。「インターネットで育ったミレニアル世代はEコマース含めた購買力もあり、ブランドはいかに彼らを取り込むかの戦略を磨いています。その中でストリートカルチャーを取り込み、SNS映えするロゴやスニーカーなど矢継ぎ早に変化を打ち出したブランドが成功しています。さらに、若い世代の支持を取り付けたリユース市場が拡大するなどリテール市場は変革の真只中にあるといえます。体験型のコスメ路面店の出現からも見て取れるように、ブランドがそのヘリテージを大切にしつつもファッション感度の高い若い世代へ販路を拡大しながら路面市場は変化を続けていきます。」
インバウンド観光客が形成する新たなリテール市場
次世代型ホテルの出現
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本レポートに関するお問合せ:
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クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、アイディアを実行に移すことで、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。世界最大規模の不動産サービス会社で、約70カ国400拠点に48,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタルマーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2017年の売上高は69億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。
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