グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町、C&W)は、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型の物流施設 「LF奈良」を着工したと発表しました。グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント株式会社(本社:千代田区永田町、CWAM)は2022年1月20日に起工式を執り行いました。
起工式には、設計・施工を担当する株式会社大林組専務執行役員の秀高誠氏ほか関係者ご一同、およびCWAM代表取締役社長の田中義幸らが参列し、安全を祈願しました。「LF奈良」 は2023年3月の竣工を目指しています。
「LF奈良」起工式の様子
施設の特徴
「LF奈良」 は地上4階建て、延床面積約124,000平方メートルの規模で、奈良県初のマルチテナント型 先進的物流施設が誕生します。ダブルランプウェイによって45フィートコンテナ車が直接各階に接車することが可能で、効率的な物流オペレーションの構築に資する施設です。テナント区画は、最大16テナントが入居可能で、最小面積約2,000坪から1フロア最大約8,000坪まで利用でき、様々なテナントニーズに対応できます。また、アメニティとして共用部にカフェテリア、休憩室、売店などを設けて、施設利用者に便利で快適な環境を提供します。
南東パース 鳥瞰パース
立地特性
計画地は西名阪自動車道 「大和まほろばスマート」 インターチェンジから約1.5km、同 「法隆寺」 インターチェンジから約3kmとアクセスに優れています。周辺は奈良県最⼤の⼯業団地である昭和⼯業団地を中⼼とする産業集積エリアであることから、県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれます。また、計画地から30分圏内に約46万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも好立地と言えます。
サステナビリティへの取り組み
開発する施設は、建築環境総合性能評価システム CASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスに限りなく近い建築物を示すZEB Ready認証の取得(いずれも予定)、太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置、24時間対応の非常用発電機を備えるなど、事業用不動産におけるサステナビリティを体現していきます。
田中 義幸(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長)は次のように述べています。
「このたび、LF奈良の着工を迎えられることをとても嬉しく思います。奈良県は歴史的建造物や遺跡が多く、物流施設の供給が限られるなか、本施設の開発が奈良県の有する物流の要衝としての高いポテンシャルを切り拓く契機になると信じています。コロナ禍でその果たすべき役割の重要性が従来にも増して高まっている物流業界において、奈良県における雇用創出と地域経済の発展に貢献してまいります。」
C&Wの物流施設展開
「LF」 シリーズはロジスティクス・ファシリティーを表現したC&Wが運用する物流施設ブランドです。
【施設概要】
施設名:LF奈良
所在地:奈良県生駒郡安堵町大字岡崎279番1外
敷地面積:約58,000㎡
延床面積:約124,000㎡
構 造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2021年12月
竣工:2023年3月(予定)
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スター、ZEB Ready認証(いずれも予定)
設計・施工:株式会社大林組
LF奈良の詳しい計画概要は、こちらのサイトでご覧いただけます。
https://www.logistics-facility.com/nara/
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