グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町、C&W)は、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型の物流施設 「LF奈良ANNEX」を着工したと発表しました。
グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント株式会社(本社:千代田区永田町、CWAM)は、奈良中央アネックス特定目的会社を通じて2022年4月27日に安全祈願祭を執り行いました。
「LF奈良ANNEX」外観パース 「LF奈良ANNEX」安全祈願祭、小木康資(右)
安全祈願祭には、設計施工を担当する株式会社淺沼組大阪本店取締役常務執行役員本店長豊田彰啓氏ほか関係者ご一同、およびCWAM取締役資産運用部長小木康資らが参列し、安全を祈願しました。「LF奈良ANNEX」 は2023年7月の竣工を目指しています。
施設の特徴
「LF奈良ANNEX」 は地上4階建て、延床面積約37,600平方メートル(約11,300坪)のマルチテナント型物流施設として建設されます。柱スパンは間口11.5m×奥行9.5m、倉庫の梁下有効高さ5.5m、床荷重1.5t/㎡を確保し、荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を4基実装(さらに、2基増設の将来対応可能です。)したボックス型の物流施設です。テナント区画は、最大4テナントが入居可能で、最小面積約7,900平方メートル(約2,400坪)から1棟全体約37,600平方メートル(約11,300坪)まで利用でき、効率的な荷役業務が可能で、保管機能を重視したテナントニーズに対応できます。また、アメニティとして共用部に休憩室を設けて、施設利用者に便利で快適な環境を提供します。
立地特性
計画地は西名阪自動車道 「大和まほろばスマート」 インターチェンジから約1.5km、同 「法隆寺」 インターチェンジから約3kmとアクセスに優れています。周辺は奈良県最⼤の⼯業団地である昭和⼯業団地を中⼼とする産業集積エリアであることから、県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれます。また、計画地から30分圏内に約46万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも好立地と言えます。
持続可能性と緊急事態への備えに注力
開発する施設は、建築環境総合性能評価システム CASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS 5スター、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスに限りなく近い建築物を示すZEB Ready認証の取得(いずれも予定)、太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置を予定しています。さらにBCP(事業継続計画)への対応として24時間対応の非常用発電機の設置など緊急事態への備えも予定しています。
田中 義幸(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長)は次のように述べています。
「この度、C&Wとして、奈良県下でLF奈良に次ぐ2件目の物流施設の着工を迎えられたことをとても嬉しく思います。奈良県は物流の要衝としての高いポテンシャルを有しており、ダブルランプウェイを備える隣接のLF奈良に加え、保管効率を重視するLF奈良ANNEXを供給することで、多種多様な物流ニーズに応えられると確信しています。私たちは、この2棟の開発を通じて奈良県における雇用創出と地域経済の発展に貢献してまいります。」
C&Wの物流施設展開
「LF」 シリーズはロジスティクス・ファシリティーを表現したC&Wが運用する物流施設ブランドです。既存施設に付加価値を高めたタイプから土地を取得して開発するタイプまで、一貫して日本の産業を支える高品質なインフラストラクチャーを提供しています。
【施設概要】
施設名: LF奈良ANNEX
所在地: 奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367番19外
敷地面積: 約19,300㎡
延床面積: 約37,600㎡
構 造: 地上4階建て、鉄骨造
着工: 2022年5月
竣工: 2023年7月(予定)
認証取得: CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スター、ZEB Ready認証(いずれも予定)
設計施工: 株式会社淺沼組
LF奈良、LF奈良ANNEXの詳しい計画概要は、こちらのサイトでご覧いただけます。
https://www.logistics-facility.com/nara/
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クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。約60カ国400拠点に50,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタル・マーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2021年の売上高は94億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。
■本計画に関するお問い合わせ:
相馬 起夫
ディレクター
資産運用部
キャピタル・マーケッツ
+81 3 3596 7044
tatsuo.soma@cushwake.com
■リーシングに関するお問い合わせ:
小野 晋
シニア・マネージャー
資産運用部
キャピタル・マーケッツ
+81 3 6625 8319
susumu.ono@cushwake.com