ケーススタディ
C&W韓国オフィスのデザインプロジェクト
01 プロジェクトの概要
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)の韓国ソウルオフィスが、世宗大路(セジョンデロ)にある「ソウルファイナンスセンター」に館内増床移転しました。
このプロジェクトは、韓国のプロジェクト&デベロップメント・サービス・チーム(PDS)が設備工事を主導し、日本のPDSデザイン&ワークプレイスチームがオフィス設計を担当して、国境を越え達成されました。
またプロジェクトチームは、女性の活躍を積極的に推進するC&Wのカルチャーを反映し、クライアントワーキンググループ、ワークプレイス戦略リーダー、デザインチーム、プロジェクトマネジメントグループ、デザイン&ビルドチームリーダーの全てに女性が起用されました。
プロジェクト、コスト、コンストラクションの各専門マネジャーが建築家やデザイナーと緊密に協力することにより、コロナ禍の厳しい市場環境下であっても、予算内で納期通りに完成させることができました。
02 デザインの特徴
オフィスデザインでは、「独自の外観とオペレーションを実現すること」を目指しました。具体的には、以下のようなデザインが実現されています。
- ムーディーかつ上質なレセプションはC&Wの世界的な業績を紹介する大型デジタルスクリーンを背景にし、お客様をお迎えするようにデザインされています。
- 天井のオーバーヘッドミラーには、近隣の清渓川都市公園「ウォーターパーク」で夕日が水面に反射する様子を表現しました。
- 緑豊かな植栽は近隣の徳寿宮「緑豊かな宮殿」の美しい敷地に敬意を表すデザインとしています。
レセプションには、「ウォーターパークの青」と「パレスグリーンの緑」のコンセプトを用いています。コラボレーションオフィスのウィングでは、この青と緑のカラーアイデンティティを持つスペースを設けています。ウィングを移動するスタッフは、ユニークなオフィス体験をすることができます
新オフィスでは、スタッフやクライアントがコミュニケーションをするためのアクティブなスペースとして、カフェが中央に配置されています。カフェにある壁画は、C&Wのロゴと韓国のスカイラインからインスピレーションを受け、韓国のミューラル(壁画)アーティストがデザイン・ペイントしたものです。
03 新しいオフィスの効果
新オフィスは従業員の働きやすさと満足度を向上させるという目的の達成をすることができました。多数の従業員が新しいオフィスでコミュニケーションとコラボレーションの機会が増えたと回答しました。
韓国オフィスの声
"東京のデザイン&ワークプレイスチームが、このような素晴らしい空間をデザインしてくれたことに感謝しています。ソウルファイナンスセンターにあるソウルオフィスにぜひ遊びに来てください。ディスカッションするためだけでなく、みなさまと「未来のワークスペース」を反映したオフィススペースを共有することを楽しみにしています!"
ジニー・ソン
韓国オフィス、シニアプロジェクトマネージャー
お問い合わせ先
私たちがお手伝いします。
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オフィス開設・移転時の内装工事から退去スペースの原状回復まで一貫したプロジェクトマネジメント(PM)サービスを提供いたします。建設工事にも強みを持ち開発プロジェクトも手掛けています。