クラウドコンピューティング、AI、5Gが世界のデータセンター開発と投資の成長を加速
かつてはグローバル企業にとって低い優先順位であったデータセンターは、今では情報経済の要となり、過去10年間で1,000億ドルを超える投資資金が注ぎ込まれたアセットクラスへと成長していることが「グローバル・データセンター市場比較レポート」で報告されました。
本レポートは、立地選定や投資のための上位マーケットをランク付けしたものです。本調査では、データセンター関連業務を支える全体のプロセスについて明らかにしています。
本調査は、独自の手法を用いて世界1,189ヵ所のデータセンターを評価し、グローバル・マーケット48都市のランク付けを行い、総合トップ10External Linkマーケットを算出しています。主な新興データセンター市場もまた「注目の10都市External Link」としてリストアップしています。
主なポイント:
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2020年のパンデミックにより企業のクラウド化が急速に進み、企業のIT戦略の変化が加速しました。この継続的変化と最適化は今後数年間続くとみられ、クラウドサービスの可用性とプラットフォーム間の接続性がさらに重視されるでしょう。 詳細はC&W発行の「クラウドの現状」レポート(英語のみ)でご確認いただけます。
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全マーケットにおけるデータセンターの新築計画は、昨年は1.6GWであったところ本年は2.9GWと急増しています。これは、ワシントンD.C.の北バージニアの2.5個分に相当します。
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セカンダリー・マーケットは引き続き重要性を増しており、特にヨーロッパとアジアでは、データ処理を近隣で行うエッジコンピューティングへの移行に伴い関心の高い分野となっています。これらのセカンダリー・マーケットの多くはデータセンター事業者へ大きな可能性を提供し、中には将来プライマリーマーケットに成長する市場もあるでしょう。欧州のセカンダリー・マーケットの詳細は「データセンター欧州セカンダリー・マーケット」レポート(英語のみ)でご確認いただけます。